採用支援システムを導入するメリット

少子高齢化、若者の仕事に対する意識の変化などにより、日本の労働人口は年々減少しています。とりわけ、新大卒や新高卒といった新規採用者は、企業によっては10年間で10分の1程度に減少するなど、その問題は深刻です。こういった労働人口の減少は、これから更に続くと見られており、各企業とも人材確保が喫緊の課題となっています。そこで、人材確保対策として見直されているのが中途採用枠の拡大です。スキルを持っていながら会社を辞めた人や、育児・介護などの理由でフルタイムでは働けない潜在的労働力の確保を目指しているのです。しかしながら、中途採用を実施するには、1年間を通じて、各部署が必要とする求人を絶えず把握し、募集活動を行わなければなりませんから、各企業の人事・採用担当にとっては大きな負担となるのも事実です。そこで注目されているのが採用支援システムなのです。

中途採用を実施する上での課題と対策

中途採用を実施していく上で大切な事は、社内の各部署との連携を密に図ることです。新規採用と異なり、中途採用は即戦力を確保するものですから、募集の段階で職種、スキル、経験は特定されます。したがって、人事・採用担当者と現場で認識がずれてしまうと、必要な人材を逃してしまう事になります。また、中途採用にはスピード感が求められます。人材不足の問題は1社に限ったことではありませんから、当然、競合他社との競争にもなりますから、選考作業や内定通知が遅れてしまうと、せっかくの人材が競合他社に流れてしまう事になるのです。採用支援システムは、こういった社内での情報共有、採用業務の簡素化及び迅速化を目指して開発されました。社内ネットワークなどを通じて、現場の欲しい人材をタイムリーに人事・採用担当と共有することで、本当に必要な人材を確保することができるのです。

採用支援システムの概要とメリット

採用支援システムの概要は、現場から求人の概要を収集し、募集から採用までの進捗状況を一括管理するといったものです。これまでは、それぞれのプロセスが担当者任せであったり、部署ごとに情報管理が異なっていたものを一括管理することで、情報の共有化とともに採用業務の簡素化を図ります。求人広告などから応募された求職者のデータは、システムに管理され、選考状況は合否の判定、内定通知の発送状況が一覧となって管理できますから、各プロセスにおける遅延状況が把握できますし、これらのデータは一括で管理されていますから、今までのようにデータの収集に時間をとられることもありません。このように、採用管理システムの導入は、人事・採用担当者との連携による有益な人材確保及び採用事務の迅速・簡素化を実現するものとして、企業に大きなメリットをもたらしており、今後さらなる進化が期待されているのです。